サックスとアドリブ練習帳

サックスを学び、アドリブを学ぶ日々の記録

オットーリンクマウスピースの変遷(ヴィンテージ)

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ジャズのマウスピースと言えば、
誰もがまずはオットーリンクと言うのではないでしょうか。

それほど有名なオットーリンクですが、
現行品よりもヴィンテージものがいいと言われたり、
フロリダとかアーリーバビットとか言われて
よく分からなかったので、簡単にまとめてみました。
とりあえず、今回はメタルだけです。

にわか知識ですので、間違っていたらすみません。
ざっくりとそんな感じなんだ~という感じで見てもらえたらと思います。


オットーリンクは1931年頃にニューヨークにて創業しました。
最初に作られたのが、この『Master Link』というモデルです。

このマウスピースは、
バッフルは低く、チェンバーは大きく、オープニングは狭い
という特徴があったそうです。

Ben WebsterやColeman Hawkinsが使っていたみたいです。

Four Star

続いてのモデルが『Four Star』です。
1935年に発売されたようです。

この名前は、
当時のサックスのスタープレイヤーが4人いたことに由来して
付けられたそうです。
(Charles Strickfaden, Henry Wade, Pat Davis, Ross Gorman)

内部の構造上は、前モデルの『Master Link』とほぼ同じみたいで、
こちらもBen WebsterやColeman Hawkinsが使っていたそうです。

Tone Master

1940年代になって作られたのが『Tone Master』です。
John Coltraneが使っていたことで有名なモデルかと思います。

この頃から、まれではありますが、
オープニングが広いモデルも作られるようになってきたようです。
(7とか8とか)

また、リガチャーがかなり改善されたようで、
リードをよく振動させることができるようになったみたいです。

John Coltraneだけでなく、
Hank MobleyやJimmy Heathなども使っていたようです。

Super Tone Master

1950年代になると『Super Tone Master』が作られるようになりました。
現在もこの名前のモデルが発売されていますので、
馴染みのある名称かと思います。

ですが、実は非常に長い歴史があります。

ダブルリング

最初期のSTMはニューヨークで作られていました。
シャンク部分にNew Yorkの刻印があります。
また、シャンク部分に2本の線が入っているため、
『ダブルリング』と呼ばれるそうです。

その後、1950年代にニューヨークからフロリダに工場を移転します。
移行期間もあり、移転した最初の頃はダブルリングを作っていたようですが、
ニューヨークの刻印は入っていないそうです。
また、ここまではシリアルナンバーがマウスピースの横に打ってあるようです。

今でも最高峰のマウスピースとの呼び声が高いです。
ただ、見つかったとしても現在では30万円とかするみたいです。。。

フロリダ

次のモデルからはシリアルナンバーが無くなり、
いわゆる『フロリダ』と呼ばれるモデルになります。

Super Tone Masterの刻印は、
シャンク部分の2本のリングの間に入れられるようになったみたいです。

『フロリダ』は大きく2種類あり、

  • 初期のものは『No USA Model』
  • 後期のものは『USA Model』

と呼ばれます。
シャンク部分にUSAの刻印があるか無いかが呼び方になっています。

この頃から、オープニングも大きいものが標準で作られるようになったようです。

オットーリンクのヴィンテージで、
頑張って探せば、いい状態のものがまだ手に入るかもしれないという、
喉から手が出るくらい欲しいモデルという印象です。
こちらも現在では10万円~20万円という感じのようですが。。。

アーリーバビット

その後、1970年代にオットーリンクはバビット社にブランド譲渡されます。
(現在のメーカーです)

このバビット社にブランド譲渡されたばかりの頃のものを
『アーリーバビット』と呼びます。
だいたい1970年代後半くらいまでのようです。

この頃までがヴィンテージと呼ばれ人気が高いです。

1980年代以降のものは、現行品という分類になるそうです。

一覧

ということで、ざっくりですが、
ここまでの流れを一覧にしてみました。

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まとめ

オットーリンクのヴィンテージマウスピースについて、
勉強しながらまとめてみました。

調べれば調べる程欲しくなってきてしまいました。。。

いい状態のものはなかなか手に入らないですし、
あってもかなり高額で取引されているのでハードルが高いですが、
いつかは手に入れて吹いてみたいですね。

そのためにも、まずは貯金から始めなくては。。。

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