サックスとアドリブ練習帳

サックスを学び、アドリブを学ぶ日々の記録

【ジャズ曲分析方法(2)】ダイアトニックコードで使えるスケール

前回は、曲の分析方法として、
『まずはキーを判別してダイアトニックコードを見つける』
ということについて書きました。

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今回はダイアトニックコードで使えるスケールについてです。
少し覚えることは増えますが、
基本的にはメジャースケールの応用となります。

ダイアトニックコードの復習

まずは簡単にダイアトニックコードについて振り返ります。
ダイアトニックコードは

そのキーの構成音だけで、3度ずつ音を重ねたもの

でした。
そして、それは各キーに7つあります。

度数で表すと、

  • Ⅰ△7(イチド メジャーセブンス)
  • Ⅱm7(ニド マイナーセブンス)
  • Ⅲm7(サンド マイナーセブンス)
  • Ⅳ△7(ヨンド メジャーセブンス)
  • Ⅴ7(ゴド セブンス)
  • Ⅵm7(ロクド マイナーセブンス)
  • Ⅶm7(♭5)(ナナド マイナーセブンスフラットファイブ)

ですね。

ダイアトニックコードで使えるスケール

この各キーに7つあるダイアトニックコードですが、
それぞれのコードで使えるスケールが異なります。

ちょっとややこしいのですが、
構成音は全部同じ(そのキーのメジャースケールの音)です。

但し、スケールの始まる音(Root)が異なり
それぞれのスケールに別の名前が付けられています。

「C Major」を例にすると、

  • Ⅰ△7(ドレミファソラシ) → イオニアン
  • Ⅱm7(レミファソラシド) → ドリアン
  • Ⅲm7(ミファソラシドレ) → フリジアン
  • Ⅳ△7(ファソラシドレミ) → リディアン
  • Ⅴ7(ソラシドレミファ) → ミクソリディアン
  • Ⅵm7(ラシドレミファソ) → エオリアン
  • Ⅶm7(♭5)(シドレミファソラ) → ロクリアン

となります。

それぞれの頭文字を取って『イドフリミエロ』と覚えます。

覚えることは2つ

ダイアトニックコードで使える7つのスケールについて、
それぞれで覚えるべきことは、
アボイドノートテンションノートの2つです。

アボイドノート

アボイドノートとは、注意して使う必要のある音です。

強調して使ってしまうと変な響きになってしまうため、
拍の頭や長い音では使わないようにします。
経過音として使う分には問題ありません。

各スケール毎にアボイドノートをまとめます。
()内は、例としてC Majorの場合の音を書きます。

  • イオニアンン:4番目の音(ファ)
  • ドリアン:6番目の音(シ)
  • フリジアン:2番目6番目の音(ファ、ド)
  • リディアン:アボイドノート無し
  • ミクソリディアン:4番目の音(ド)
  • エオリアン:6番目の音(ファ)
  • ロクリアン:2番目6番目の音(ド、ソ)

ここも暗記ポイントです。

テンションノート

テンションノートとは、トッピング的に使える音です。
トッピングというのがポイントで、メインではないんです。

うどんではなくて、七味なんです。
牛丼ではなくて、紅しょうがなんです。
伝わりますでしょうか(笑)

要は、高い音として使うべき音ですね。

こちらも各スケール毎のテンションノートをまとめます。
()内は、例としてC Majorの場合の音を書きます。

  • イオニアン:2番目(♮9)6番目(♮13)の音(レ、ラ)
  • ドリアン:2番目(♮9)4番目(♮11)(ミ、ソ)
  • フリジアン:4番目(♮11)の音(ラ)
  • リディアン:2番目(♮9)4番目(#11)6番目(♮13)(ソ、シ、レ)
  • ミクソリディアン:2番目(♮9)6番目(♮13)の音(ラ、ミ)
  • エオリアン:2番目(♮9)4番目(♮11)(シ、レ)
  • ロクリアン:4番目(♮11)の音(ミ)

ここも暗記ポイントですね。
特徴的なところとしては、
リディアンの時だけ、4番目に「#11」が出てきます。

最優先で覚えるべきコード

上記スケールですが、曲の中で使うポイントとしては、

コードトーンからスタートする

ということかと思います。

ということは、数あるコードの中でも、
最優先で覚える必要のあるコードが見えてきます。
すなわち、ダイアトニックコードで出てくるコードです。

  • メジャー7th(△7)
  • ドミナント7th(7)
  • マイナー7th(m7)
  • マイナー7thフラット5(m7♭5)

この4種類です。

それぞれ12キーありますから

4コード × 12キー = 48コード

から覚え始めるのが良さそうです。

まとめ

ダイアトニックコードで使えるスケールについて書きました。

ダイアトニックコードが出てきたら、
そのキーのメジャースケールが使えるのでラッキーですが、
実際にはコードトーンを意識して、
各スケールを使いこなせるようになる必要があります。

なかなか大変ではありますが、
反復練習をして、体に染み込ませていきたいと思います。

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